近年、出会いを求める男女が利用するマッチングアプリの利用率が高まっていることもあり、結婚相談所への集客が熾烈を極めています。今回は、マッチングアプリには勝てない?結婚相談所の集客のためのSEOについてお伝えします。
マッチングアプリの利用率
マッチングサービスの「Pairs(ペアーズ)」や「tapple(タップル)」に「Tinder(ティンダー)」といったアプリを利用する方が増えているといった情報を目にする機会も増えています。
これは、出会いのない男女がスマートフォンにアプリケーションをダウンロードして、出会いを増やすと言うシステムとなるのですが、実際に登録している年齢層は10代から20代・30代が活用するケースが多く、アプリごとにもその性質は変わり、友達や恋人だけを探すためであったり、真剣交際から結婚までを考えたアプリなど、それぞれに特徴があります。
2022年度20歳~49歳の男女10,000人を対象にしたMMD研究所が発行している情報ですと、マッチングサービス・アプリの認知度は32.5%、うち利用経験者は46.9%といった報告がされており、かなり多くの方がマッチングアプリを利用していることが分かります。
参照:2022年度マッチングサービス・アプリの利用実態調査
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2123.html
マッチングアプリと結婚相談所の違い
マッチングアプリの登場により、結婚相談所の意義が無くなってきているといった声も上がっていますが、実際にそのサービス形態や思惑が異なるようにも感じられます。
マッチング・アプリはカジュアルな出会いや恋愛を探す人に適しており、結婚相談所は結婚に真剣に取り組む人々に向いているため、マッチングアプリの利用者の年齢層は若く遊びたい盛りの方が多いようです。
結婚相談所は、真剣な結婚を希望する人々を対象にしており、通常は結婚に真剣に取り組む人々が利用します。条件や要望が明確で、長期的なパートナーシップや結婚を求めることが一般的です。
このサービスの違いや、マッチングアプリにはない、専門的なカウンセラーやコンシェルジュが介在している結婚相談所では、登録者の要望や条件に基づいて適切なパートナーを紹介してくれるため、住み分けが出来ているとも考えられます。
そのため、マッチング・アプリが出会いのシェアを増やしているとされていますが、結婚というゴールを導くサービスは結婚相談所となるのです。
結婚相談所が集客を増やすための条件とは
結婚相談所というサービスで顧客満足度をあげるために大切なことは、成婚率を引き上げる事だと言えるでしょう。これは、目に見えた成果であり、カウンセラーや専門家のサポートがどれほど登録者に寄り添い、その人の魅力を引き上げることが出来るかにもよって異なってくるでしょう。
また近年では、結婚相談所を構える企業がコネクトシップというサービスを取り入れ、会員相互紹介プラットフォームを立ち上げています。
例えば、Aという結婚相談所に登録している女性が、Aに登録していないBの結婚相談所に登録されている男性と相性や希望がピッタリだけど引き合わせる事ができない。といったケースがあります。これは違う企業同士での情報を双方でやり取りすることは出来ないのは、個人情報保護法などを考えると当然なのかもあしれませんが、コネクトシップに加盟している企業同士であれば、AとBの情報を共有することが可能となり、引き合わすことが実現します。
このようにして、出会いの機会をより一層増やすことができることで、成婚にもつながりやすく、顧客満足度を引き上げる効果も増し、ユーザビリティ向上へつながります。
結婚相談所が取り入れられるSEO
実際に結婚相談所を運営しており、コネクトシップに加盟している【オンライン結婚相談所スマリッジ】さんに、成婚までにいたる要因や集客についてなど専門家のお話を聞かせていただきました。
オンライン結婚相談所スマリッジ
https://s-marriage.jp/
スマリッジさんの特徴は、入会から会員登録まで全てがオンライン上で行え、相手との出会えるチャンスもコネクトシップにより幅が広がるといったことが挙げられます。
また、会員サイトに登録した条件を元にして、自動データマッチングを行い、毎月最大6名の相性などが合いそうなパートナーの紹介を行ってくれます。
これは、慎重に事を運び過ぎてしまう方や、引っ込み思案の方であっても成婚に向けて動かなきゃといった意識を高めることにもなり、利用者が出会えていない相性の良いパートナーと向き合える仕組みとなっているため、他社との差別化を図れています。
また、アドバイザーに相談しながら自己PRや写真などを改善していくことで、徐々にコンタクト成立数が増えていくため、婚活や交際などのお悩みを相談をサポートしてくれる専門家がいて、オンライン上で相談できることもポイントが高いです。実際に相談しに結婚相談所へ足を運ぶのは大変ですが、オンライン上で行えるのは利用者にとっては気軽に利用ができ自身の改善につながるため喜ばれるサービスと感じる方が多いようです。
これは、高い入会費などを支払って「専門家やアドバイザーがいても何もしてくれない」「登録者が少ない」などの顧客の不満を解決してくれることにもなるため、成婚率が高いサイトを作るだけでなく、コンバージョン率も向上しますし、将来的には会員登録者数も増えていく要素として大事なポイントとなります。
顧客満足度が低いサイト閲覧数も伸びませんし、費用を支払ってまで登録しようといった気持ちになりません。そのような、サービスは成功につながりません。顧客の希望にマッチしたサービス展開を行うことが、アピール出来なければならないのです。
まとめ
近年、YouTubeなどの広告でも目にする機会が増えた、マッチングアプリサービスですが、遊びたい気分の強い若者が登録している傾向にあり、本気で結婚したいと考えている方の多くは、結婚相談所を利用した方がゴールに結びつきやすいです。
だからこそ、結婚相談所の企業が行うべき内容は、成婚までを導きサポートする豊富なサービス提供や、顧客満足度を高めていくことが不可欠となります。そのための、サイト運営や情報量を増やす作業がSEO対策になります。