ECショップを開業しようと考えるオーナーは、収益が増えることを願いサイト制作に取り組むことになりますが、ECショップのメリットやデメリットを知っておく必要性があります。収益につなげるためにも、デメリットをどうケアするかが大切になりますので、今回はECショップのメリットとデメリットを把握しましょう。
ECショップのメリットとデメリット
ECショップを開業する運営側と顧客となるユーザー側でも、メリット・デメリットが変わってきます。
まずは運営側のメリットとデメリットを確認していきましょう。
サイトは日本語のみ対応にして国内規模で展開するか、英語や中国語など外国語にも対応した全世界で通用するサイトなど選択幅も変わります。
実店舗を持つ必要性が無いので、少ない資本で起業が可能。
アクセス数や離脱率など解析し問題点を可視化し、必要に応じた対策も講じられる。
また、ドロップシッピング(Drop Shipping)といった在庫を抱えずに商売できる方法もメリット。
デメリットは、人気商品や類似商品を取り扱うネットショップで価格競争が起こり、競合他社としのぎを削り合うことになります。そのため、顧客優位になれば市場が冷え込む状況も不安視されます。また、ユーザーを集めるための施策やコストがかかります。
続いて顧客側のメリットは、好きな時間・好きな場所で買い物が出来る。
メンテナンス時間外であれば購入可能。
数多くのサイトの中から最安値のショップを探し出し購入できる。
ユーザー側のデメリットは、路面店などではないので個人情報の流出や商品がちゃんと送られてくるのかなどの不安要素がある。また、送料や消費税が入ると金額が高くなり購買意欲の心理がマイナスに働くこともある。
ECショップの出店方法
ECショップは、独自サイトを構築するか、ショッピングモール型を利用する二通りの出店方法があります。
モール型は、楽天やAmazonにYahoo!ショッピングなどで出店。
初期段階から集客力に期待ができ出店も簡単。豊富な決済手段が用意されているので、ユーザーが利用しやすい決済を選べるのもポイントが高い。
ただし、デメリットもあり初期費用や固定費用に従量課金に決済手数料など、費用が独自サイトよりも掛かります。同モール内にも競合が多く、価格競争になるので利益が少なくなる恐れがあります。顧客情報はモールが所有することになるや独自サイトの様なデザインが行えないため、WEBマーケティング戦略や囲い込み戦略などでビハインドになりやすいのも特徴です。
一方の独自サイトのメリットは、テナント料を支払う必要性がないので商品が売れるたびに利益は大きくなります。顧客の情報を元にリピート客へのアプローチやSEOなどの戦略が自由に行え、自社ブランドを前面に押し出すことでブランド力を高められます。
しかし、広告費用など集客やマーケティングを本格的に行えない場合は、専門の知識を持つ企業へ依頼することになります。自社をアピールするには、時間や労力だけでなく費用も掛かります。
まとめ
ECショップは手軽に開店することが出来るようになりましたが、メリット・デメリットを把握し、自社の力がどれほどあるのか。商品やサービスはどれだけ需要があるのかなど、しっかりと把握していなければ、今以上の収益を上げることは難しいものです。
メリットやデメリットについて考え、どのようなECショップを選ぶべきか検討しましょう。