不動産業界は、SEO対策の中でも特に激戦区と言われているキーワードジャンルです。
良く生活に必要なもので衣食住と言われるているほど、住む場所というのは生活するに上で大切な場所です。
それがゆえに…この業界はライバル、正確には大手企業が多く、先駆者は知名度も今まで運用してきた時間と比例して物件の情報量やコンテンツの情報量も必然と強大なものとなっています。
そんな不動産業で勝ちにいくにはどうしたらよいか。収益化するのであれば、どういったことを意識して挑むべきなのかを解説していきます。
1.不動産SEO、大きく狙わず、細かく狙う!
今回のサンプルサイト。少し海外を視野に仕事展開を考えていて、その時にご相談させて頂いた会社さんです。
掲載許可。承諾済み。
まずSEOというのは決して万能ではありません。
年間500件以上案件を見ている自分でも、1位にするというのはほとんど無理です。
と聞くと少しがっかり感があるかもしれないですが、この言葉の真意を明かすと、
正確な言葉の意味は…どんなサイトでも1位にすることは100%できるますが、そこに対峙するのに膨大な予算か、もしくはそれに代わる労力を社内の人員で動かせるかによります。
大手企業ははっきりいってしまえば、インターネットにかける費用も多く、月間100万かけている会社に、月間5万ではほぼほぼ勝てません。
月間50万ぐらいの予算の会社で、月間25万ぐらいであれば自分の知識や技術でカバーはできるかもしれないですが(笑)
単純にある程度の物量勝負というのも正直あります。
皆さんよく勘違いされているケースが多いのが、ある特定のワードだけ上げれば良いという考え。確かにそのワードの検索順位が上がれば収益になりますが、まずWEB集客において重要なのは検索ワードを上げることではなく、収益を上げること。これが本質です。
上記で上げた通り、大手に太刀打ちする術が特定キーワードで予算の開きがあった場合、勝てる見込みがかなり少なく結果、検索順位が1ページにも出なければほぼ収益になりません。
ということを単純に考えると、不動産というSEOを考えた場合。それが売却なのか買取なのか。賃貸なのかなど細分化したキーワードを想定して設定するということが非常に重要になってきます。
Googleの目指すユーザビリティの本質もユーザーのためになる情報コンテンツというのも合致していて、検索するユーザーもどういった「不動産」を探しているかという顧客に対して、うちのホームページは賃貸を扱っていますよー!とアピールすることが大切になってきます。
※今回掲載承諾を頂いたサイトが、このユーザーに対してのわかりやすさがあったので参考に使わせて頂きました。
仮に賃貸と想定してターゲットを決めたとしたら、これをさらに細分化してあげるとよりユーザーに優しく、アパートを扱っているのか、マンションを扱っているのか、戸建てを扱っているのか。また細分化してあげれば良いわけです。
このように不動産一つでも、誰をターゲットにし何をアピールしたいかで変わります。
地域+不動産 というキーワードは、大手企業が参入しそもそもの基盤が違うのでまともに勝負すると…リリース直後は勝負できないため、基本的にロングテールを意識した考え(2単語~3単語の組み合わせ)地域+不動産+扱うジャンル等、細分化したキーワードであれば、早期から利益が上がりやすく、収益に結びつくようになります。
大きなキーワードで30位よりも
小さなキーワードで1~10位の方がアクセス数が多いのでこの辺りの見極めも重要になってきます。
2.根本的なものを大切に物件の探しやすさは最大のポイント
どんなキーワードで流入させても、どんなにSEO対策していても、問い合わせや成約率を上げるにはサイトそのものを充実させなければなりません。
不動産を扱うのであれば当たり前ですが、どういった物件の情報を扱っているか。ここが一番の本質であり、忘れてはいけないユーザビリティ、ユーザーの求めている最大のコンテンツです。
物件の間取り、設備。例えばトイレがあるかお風呂があるか。風呂トイレが別になっているか。女性であればオートロックなどの警備がしっかりしているか、洗面台が別になっているか。それぞれの求めるものも違い、これを簡単に調べられるようなシステムは…絶対になくてはならないものであります。
ユーザーに申込させるではなく、ユーザーに申し込んで頂く。対面での接客業と同じようにネットという見えない部分ですが、お客様は神様!というほどまではオーバーに考えなくても問題ありませんが、アクセスした人が自由に探せて色々比較出来て、良い物件があったり補足があったり、特別な何か(その周辺に他社より詳しい等)があればそれも決め手となるので、押し付けるのではなく、少し引きの待ちのスタイルがネットにおいては好印象を持たれます。
まとめ!!
SEOという枠組みに問われすぎてもそれは良いコンテンツと言いきれません。
ビジネスにおいて収益を上げるというのは重要なことですが、本質を見逃してしまうとユーザーが興味を失い離れてしまうのもまた事実です(別ジャンルですがガラリと方針転換をしたサイトが新規顧客は増えたものの今まで使用していた人が離れていくいうこともあり)
誰のためのサイトであるか、ここは絶対に忘れないようにしなきゃいけません。