SEO対策が十分にできていないWebサイトは、検索エンジンによる上位表示がされないだけではなく、せっかく閲覧してくれたユーザーがすぐに離れて行ってしまうようになります。

直帰率と離脱率の数字を意識するだけでSEOに弱い原因が分かることもあるということをご存知でしょうか。

今回は、直帰率と離脱率の違いについて解説した上で、改善方法を紹介致します。

直帰率とは

直帰率とは、ランディングした1ページのみの閲覧でユーザーが自社サイトを離れてしまった割合を表す数字です。

一瞬見ただけで他のページにいってしまったと判断することができますので、自社コンテンツ全体の見直しや、SEO方法、ターゲット層を再考する必要が出てきます。

原因の多くは、ユーザーが知りたい情報とズレが生じている、ページの読み込みが遅くて煩わしく感じられてしまう、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に適していないデザインになっている、どこをクリックすれば欲しい情報が得られるのか一目で分からない、などハード面の問題であることが多数です。

離脱率とは

離脱率とは、ページを閲覧している最中にユーザーが自社サイトを離れてしまった割合を表す数字です。直帰率と異なりランディングした後のページ数を問うものではなく、閲覧ユーザーのうち何割がアクションを起こさず離れてしまったのか、どのページを最後に見ていたのかが分かる指標です。

原因の多くは、知りたい情報がないとユーザーに判断された、次にどのページに行けばいいのか分からない、広告が多くて面倒である、などが挙げられます。

コンテンツ内部の問題であることが多く、キーワードやデザインの工夫で十分対策することができます。

対策ポイント

では実際行うべき対策について確認していきましょう。

ユーザーのニーズとコンテンツを合致させる

ユーザーがそのキーワードで検索している意図や深層心理を分析し、コンテンツの内容を合わせていきます。ほしい情報を的確に提供できるようにしていきましょう。

ユーザーファーストなデザインを意識する

欲しい情報の視認性を高め、他ページへの移動がしやすくなるよう、ユーザーファーストなデザインを意識します。自然とWebサイトを最後まで読んでしまうような形にするのが理想です。

ページスピードの改善をする

読み込み速度や表示速度を測定し、遅いと判断される場合にはHTTPリクエストの回数を減らしたり使用画像を最適化したりしましょう。

モバイル端末でも表示できるようにする

スマートフォンやタブレットでも閲覧しやすいよう、レスポンシブデザインを意識しましょう。デバイスごとに最適化されたWebサイトであれば、拡散による宣伝効果も見込めます。

まとめ

SEO対策をすることで、検索結果の上位表示が期待できるのみならず、ユーザーがWebページを最後まで読み、実際にアクションをしてもらいやすくなります。

直帰率と離脱率を意識した上で、コンテンツの改善を図ってみることをおすすめします。

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