ECサイトを開設したオーナー様の中には、日夜なぜ商品が売れないのか。どうしてこの商品が売れているのか。そういった情報をブランディングしなければ、あつかうべき商品を見逃しているかもしれません。今回は、売れる商品と売る商品の違いについてお伝えします。
売れる商品と売る商品の違い
売れる商品は出品すれば顧客が勝手に買ってくれるもの、売る商品とは広告やメディアに露出させてブランディングすることで売れるものになります。
売れる商品には、日常で使用する生活必需品などが購買力の高い商品とされます。しかしながら、こういった商品は多くのショップで取り扱っているので競争が激しく、価格競争が起こり大量に仕入れをする大手に軍配が上がることが多くなります。
小さなショップでは、薄利多売で成果を上げるといった方法もありますが、利益を考えれば美味しい話ではありません。
それに対して売る商品とは、このショップでしか買えないといったブランド力や価値がなければならないウォンツ商品。競合がいないからこそ、ブランディング効果を発揮させることで、高い利益率を上げられます。ただし、売るための対策が必要。
売るための対策
売るための対策は、ユーザーの目につくように広告を配置したり、メディアへの露出が重要。消費者の目に届かない商品は、売れ残り続け会社の負の財産として経営を圧迫する商品でしかありません。
だからこそ、ユーザーの動きをGoogleアナリティクスなどのアクセス解析ツールで分析し、商品に対する期待値を高めていきます。広告戦略の中には、SNS(TwitterやFacebookなど)を活用した発信に、YouTubeなどの動画配信、Instagramなどでハッシュタグ付きでポストすることなど、インフルエンサーを活用することで認知度・知名度を増やす対策を施しましょう。
また、WordPressやアメブロなどを利用したブログ記事で集客窓口を広げ、商品や企業アピールすることも大切です。SNSやブログサイトでは、画像の撮影力やPhotoshopやIllustratorでの編集にサイト構築で必要となるHTML/CSS・PHP・JavaScriptなどのプログラミング言語のスキルも必要。
まとめ
売れる商品と売る商品の違いについてご紹介しました。
売れる商品があればコンスタントな利益を上げられますが、競合他社と競い合うために原価割れといった危険も含んでいます。一方、売る商品はブランディングが上手にできなければ、ユーザーの興味を引く商品にもならず収益にはつながらないでしょう。
まずは、自社の商品力を知らなければなりません。そして、ユーザーが興味を抱くようなマーケティング戦略を駆使するだけではなく、必要なスキルも身に付けていきましょう。