ECサイト(ネットショップ)を立ち上げ軌道に乗るまでは、時間がかかるサイトとすぐに利益を上げるサイトがあります。利益が上がらなければサービス向上も難しいですよね。顧客満足度を高め、利益率をあげるための方法についてお伝えします。

利益率をあげるための方法


会社の収益率とは、売上高に対してどれだけの利益が出ているのか比率で見ます。
利益率を上げるためには、経費カットや生産ラインの見直しなど方法は数多く存在します。しかし、やみくもに経費削減することで品質も落ちてしまっては、顧客満足度の悪化につながります。また、業務効率が悪化すればデメリットでしかありません。

1つ売れると500円の利益率が出る商品Aと、1つ売れると1000円の利益率が出る商品B。
企業として利益が上がる商品はどちらかと聞かれたら、迷わずAの商品と答えますよね。
しかし、Aの販売価格が1,000円。Bの商品の販売価格が10,000円。このような価格設定であるとAの商品の方が、売れ行きが良く利益のあがる商品になります。このように、売りやすさや利益率なども考慮して判断していくことが大事。

問題点を把握する

利益率をあげるための方法については、前項目で理解が出来たと思います。
しかし、実際に改善するには問題点を把握することが必要です。

経費削減のためには、業務効率をあげ人件費比率を削減するといった方法も考えられます。ただし、それだけでは問題点の改善に至るとは言えませんし、利益率をあげる方法に直結していません。

ECサイトの利益率の増加とは、販売商品が売れなければサイトとしての価値はありません。そして、最も問題点となるのが、ユーザーがサイトを見てカートに商品を入れていても、購入しない「カゴ落ち」といった機会損失なのです。

サイト上で、どの頻度でカゴ落ちが発生しなぜ起きたのか?
コンバージョンに至れば幾ら利益が上がったのか?
このような問題の統計を可視化し、分析・対策することが重要なのです。

対策方法の中には、ユーザがカートに商品を入れたままサイトから離脱する場合に、「購入していない商品がカートに残っています」といった、確認メッセージを表示するという手法などユーザーに喚起する方法も効果的です。

まとめ

ECサイトで利益率をアップさせるために必要なのはユーザーが購入することです。
商品や商材が豊富であっても、ユーザーがコンバージョンに至らなければ利益はあがりません。
機会損失を減らし費用対効果で得られる利益について、もう一度よく考えてみましょう。

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