引用文を使う時は専用の記号を知っておくと便利です。カギカッコを使って引用文のはじまりと最後をはっきりさせて、どこからどこまでが自分で書いていない部分か分かるようにします。

ここでは、SEOライターに使える記号を紹介します。

論文や専門書を引用する時以外は使わない

引用に関する記号であるet al.はラテン語で、その他という意味で、一般的な記事ではまず使いません。
英語でand otherと表記することもありますが、論文の引用などはet al.が一般的です。

論文や専門書を引用する時に、著者が何人もいて著者名を書ききれない場合、4人目以降はet al.と記載します。

同じ引用元を何度も1ページで使う場合は、2回目の引用元記述は1人目の著者名だけにしてあとはe al.にします。3番目以降はet al.のみにするのがルールです。

論文以外なら「他」でも可

引用する書籍が論文以外でかつ執筆している記事も論文ではない場合は、著者名は「○○○ 他」でも問題ありません。名前を記載した人だけという解釈を防ぐために「その他にもいる」ということは明記しましょう。

公共機関サイトに掲載する記事ではなく、民間企業サイトへの投稿、個人ブログの場合は「他数名」や「他○名」でも問題ありません。

たくさんの著者が合同で執筆した資料などを引用する際は、著者名を全員分記載しなくてもいいことを知っておきましょう。

参照や参考の使い分けもしよう

引用以外にも参照や参考、転載などのテクニックもあります。これらは正しく使えるようになっておくとライターとしてスキルが上がります。

まず、引用は主従関係がはっきりしていて他の人が書いた文章のことです。参照とは表やグラフなどを使った時に使い、参考は文章を作成する時の土台にしたもののことをいいます。

そして、引用とよく似たものに転載があります。転載は著作権がついているものを自分のサイトやブログに掲載することで、作者の許可が必要です。無断引用はいいけれど、無断転載は禁止なので気を付けましょう。

転載が禁止されているものは、ページの下部などに「無断転載は禁止」と記載されています。SEOライターをするならこうした使い分けができるようにしておいてください。

まとめ

論文への引用の場合はラテン語を使う必要がありますが、一般的な引用は日本語で問題ありません。

ただ、引用元に記載されていることが多い記号なので、意味を覚えておきましょう。

また、転載や参照などの区別もつけられるようにしておくと安心です。

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