メルカリでは度々転売屋が現れ、世間を騒がせておりますが、そもそもどこからが転売となってしまうのでしょうか?最近ではなんでも「転売なのではないか?」と考えてしまう方も多いですが、転売とならない範囲もあり、それらを把握しておくことが大切です。

転売とは?

よく見られる転売がチケットの高額転売。人気アイドルグループのコンサートチケットが1万であるのに対し、10万の値段で販売する行為は立派な転売行為にあたります。チケットは、転売を禁止する法律の整備や、顔認証システムなどで本人確認を徹底するなどして、厳重な転売対策がなされてきましたが、それでも転売されていることがあり、改善されるべき問題と言えます。

続いて今話題のプレステ5といった一般製品の転売です。プレステ5は予約の段階でも人が殺到し、早々に受付が終了となるなど度々話題が上がっておりました。現在では購入は抽選制となっており、当選した者が買えるという仕組みになっているため、メルカリでも定価5万円弱のところ、8万円ほどで取引されているようです。これはまだ良心的な方で、一時期は30万円で売買されていることもあり、これは明らかに転売と言えるでしょう。
このように、一言で転売と言っても定義などがあるわけではありませんが、定価の5〜10倍の値段が付けられており、またその出品者が定価よりも高いものばかりを販売しているのであれば「転売屋」と思われるのかもしれません。

これはセーフ!転売に当てはまらないケース

それでは次の場合はいかがでしょうか。定価550円(税込)のキーホルダーを799円、送料無料で販売している方がいるとして、これは転売だと思いますか?
結論から言うと、この出品者は転売にはあたりません。なぜなら799円には本体価格である550円に加え、79円の販売手数料と120〜140円ほどの送料(定形外郵便)を含めてその値段としているためです。そういった諸費用を除くと、この出品者の手元に残るのは30円ですが、これも梱包材や発送する労力などのことを考えると実質マイナスになるのかもしれません。

世間は転売に対してより厳しい目を持つようになりましたが、こういった理由から定価に諸々を含めた金額で販売している方も多いため、一見定価より高いと感じるかもしれませんが、すぐに転売と決めつけるのはよくありません。売り手、買い手のどちらの立場であってもこういった事情があるということを把握しておくようにしましょう。

まとめ

チケットや人気のある一般製品、希少価値の高いものなどは高額転売されやすく、世間は転売に対してとても敏感になっています。しかし中には、定価に諸費用を含めて販売しているものもあり、転売にはあたらないケースも多くありますから、転売かそうでないか見極めることが大切と言えるでしょう。

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