ネット上で自社の製品やサービスを販売することや、消費者や企業がそれらの製品やサービスを購買できるネットショップ(ECサイト)。ネットショップは自社サイト型とモール型によっても違いがあります。今回は自社型のメリット・デメリットについてお伝えします。

自社型のメリット


自社でレンタルサーバーを契約し、独自ドメインを取得し運営する自社ネットショップサイトには、どのようなメリットがあるか見ていきましょう。

【独自ドメインを選べる】
モール型のECサイトでは同じドメインの中に様々なショップが存在しブランディングが難しいのですが、自社型では独自ドメインを取得することでネット上に一つしか存在していないサイトとして他との差別化を図ることができます。それこそが自社のブランド力を高めることにも繋がっていきます。

【独自のサイトデザイン・カスタマイズが可能】
サイトデザインを自由にカスタマイズが出来ます。
ネットショップにおける「ファーストビュー」は玄関口。その見栄えなどによっても、離脱率、滞在時間、コンバージョン率も変わってきます。自社で制作するからこそ、カスタマイズも容易に行えるといったポイントがあります。

【自社ブランディングが可能】
自社のサイトは、ロゴやネームバリューといったブランド力をユーザーにアピールすることが可能。モール型では楽天で購入したといったイメージが強くどのお店で買ったといった感覚が薄まりブランド力を強めることが難しいと言われています。

【ランニングコストを安く抑える】
レンタルサーバーの契約・独自ドメインの取得には年間費用が掛かりますが、サイトの構築やカスタマイズを、企業内や個人事業主でHTMLやCSSにPHPといったプログラミング言語を操ることができればランニングコストは安く済ませられます。

【顧客データ・マーケティングを自由に活用できる】
顧客データの蓄積は重要な情報であり資産でもあります。
ユーザーへの一斉にメールを送信していた手法から、一人一人に向けてメールを送る手法もデータの蓄積量が増えれば増えるほど収益に繋がることでしょう。
自社サイトで得られる情報は、SEO・リスティング広告にメールマガジンなどのマーケティング手法をより効果的に取り入れ販促に反映させられるのも、独自ドメインだからこそ行えます。

自社型のデメリット

自社型のデメリットとは、どのようなものになるのでしょう。

【単独での集客が難しい】
モール型では、楽天やAmazonといったユーザーが多くアクセスしますが、自社サイトは検索エンジンで1ページ目などに表示されないとユーザーの目に留まりにくく、集客力のあるサイトに育てていくのにも、かなり時間がかかります。

【初期費用】
ECサイトの構築には初期費用がかかることが多い。
サイト構築が自社で行えない場合には制作会社に依頼し制作してもらうことになり、規模の大きいサイトであれば数十万円から数百万円の制作費が必要になることもあります。
まず先々の計画を立ててから、初期費用にかけられる予算を決めておきましょう。
クラウドワークス(ランサーズやココナラなど)で依頼し、制作会社へ依頼するよりも費用を抑えられる方法もあるので様々なサービスを確認してみることをオススメします。

【サイト構築に時間がかかる】
さぁサイトを作ろうといった場合に、制作会社へ依頼するにしろ自社で制作するにしろ数日で完璧な出来栄えまで持っていくことは困難です。モール型であればテンプレートを利用して簡単に制作できる点からすればデメリットと言えるでしょう。

まとめ

自社型は、ブランディング効果をもたらしコストが安い分、企業内・個人事業主本人が制作・管理といった作業を全て行う必要性があります。部分的に外注依頼することで費用は多少掛かりますが、効率化することで時間短縮しネットショップを公開に持っていくこともできます。

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