モール型ECサイトはインターネットにおける商店街。多種多様なお店が出店しているため、ユーザーも多くアクセスしてきます。知名度のあるモールに出店すれば集客力を活かしたネットショップ運営が可能になりますが、そこにはメリット・デメリットがあります。
モール型のメリット
モール型での出店をする場合に得られるメリットは3点になります。
【モールが集客してくれる】
モール型の最大のメリットは集客力の高さ。
楽天市場やAmazonにYahoo!ショッピングといった、人気モールで出品・出店すれば多くのユーザーが購買にやってきます。そして大々的なモールの宣伝などを行ってくれるのもポイントが高いといえます。自社ショッピングサイトを開設するよりも、SEOや広告費を掛けずに集客することが可能となります。
【信用・信頼度が高い】
モール型は知名度が高ければ、ネームバリューに安心感や信用も出来ると感じコンバージョン率も跳ね上がります。自社型サイトであれば、サイトのデザインや作りが甘いとユーザーの離脱率も高いのでECサイトの難しいポイントとされます。よって信頼度が高いモール型は商品購入に結びやすいとされています。
【モールのサポートが充実】
ネットショップを独自に立ち上げようとすれば、ネットショップ制作に必要な専門知識は数えきれないほど多く通常業務中に並行して、なんとかできるといった状況ではありません。一方、モール型はテンプレートなどが用意され、マニュアルに沿って商品画像や文章を書き込むだけでショップを開設できるため、素人の方でも簡単にショップを持てるのは魅力的。
モール型のデメリット
【テナント料やロイヤリティが高い】
基本的には初期費用・月額固定費・決済手数料・売上に対してロイヤリティが発生します。また、プランによって価格の変動もあるため、自社の商品規模によってチョイスすることが必要になります。
【独自ブランディングが出しにくい】
モール型の一番の欠点でもあるのが、自社のブランド力を高められないといった事がマイナス要因としてあげられます。楽天で購入したことはユーザーは理解していますが、どこのお店で購入したまで気に留めている方は少ないので、どうしてもブランド力は落ちてしまいますし、リピーターを増やすことが難しいとされます。
【価格競争が起こりやすい】
モール内には数多くのお店があり価格も簡単に比較することがユーザーは可能。
他店よりも少しでも安く購入したいと考える消費者心理を覆すのは難しいため、どうしてもモール内で価格競争が起こりやすいといったポイントも覚えておきましょう。
まとめ
モール型ECサイトの特徴は、ユーザーの集客力が抜群だけれど価格競争のため選ばれない可能性もある。しかし、初心者の方でも費用を支払えば簡単にショップを持つことができます。そして、モール型で顧客のニーズに応えることで十分利益に繋がりますが、人気モールで購入したと意識が消費者には強く残り、企業のブランド力を印象付けるのは難しいといったことがポイントとなります。
