SEO対策を講じるうえで、さまざまな要素を考慮する必要がありますが、その1つに「検索ボリューム」という要素があります。
そこで、SEO対策を考えるうえで検索ボリュームを考慮するべき理由について解説します。
検索ボリュームは「狙い目のキーワード」を探す手掛かり
検索ボリュームを考慮することは「狙い目のキーワード」を探すための手掛かりとして有効な手段なのです。
そもそもSEO対策を行うのは「検索結果の上位に表示させ、多くのユーザーにサイトへ訪問してもらう」ことが基本的な目的で、これにより収益性を確保します。
つまり、サイトに訪問してもらうためには「そのサイトが表示されるキーワードで検索してもらう」ことが必要不可欠であり、その目安となるのが検索数の多さ、つまり検索ボリュームなのです。
さて、ここで重要なのは「検索ボリュームが『多くても』『少なくても』問題がある」ということです。
検索ボリュームが「多い場合」と「少ない場合」の問題点
検索ボリュームは、多すぎても少なすぎても問題を抱えています。
「検索ボリュームが多すぎる」場合には、競合相手が多く、大手企業などの強者を相手にしなければならないというデメリットがあるのです。
検索ボリュームが多いので上位に表示させることができれば収益性をかなり確保できる可能性が高いのですが、同じことを他の人たちも考えているため競合相手が多くなり、その中で上位表示を狙う必要があるので相当な工夫が必要になります。
一方で「検索ボリュームが少なすぎる」場合には、上位表示されても収益性を確保できない可能性が高いというデメリットがあるのです。
検索ボリュームが少ないということはほとんどの人が検索しないということ、つまり母数が少ないので仮に上位表示されて多くの割合を取り込めたとしても、訪問者数の絶対数が少なくなります。
このように、検索ボリュームが多すぎる場合も少なすぎる場合も、収益性を確保することが難しくなってしまうのです。
適度な検索ボリュームを狙うのがおすすめ
特に初心者ライターにおすすめしたいのが、「キーワードプランナー」などのツールを使って適度な検索ボリュームのキーワードを狙うという方法です。
どの程度の検索ボリュームであれば適度なのかはキーワードの種類などの条件によって異なりますが、狙っているキーワードのジャンルに属する「検索されやすいビッグワード」と「相当ニッチなキーワード」で検索してみて、その中間に位置するキーワードが良いでしょう。
多すぎず、少なすぎない検索ボリュームであれば、そこそこにユーザーが存在して競合相手はそこまで多くない市場で戦うことができるので、上位表示を狙いつつ収益性もそこそこに確保できるのです。
まとめ
SEO対策を講じて上位表示を狙う手法は数多くありますが、検索ボリュームを無視したSEO対策は奏功する可能性が低いです。
必要に応じてキーワードを細分化するなどのテクニックを駆使しつつ、上位表示と収益性を両立させやすい検索ボリュームを狙いましょう。