オムニチャネル化することで大きな効果を期待できますが、ECサイトやSNSに実店舗などの連携は投資も必要となります。実際にオムニチャネル化を成功させるには、どのような戦略を立て成功に導くのか重要なポイントをご紹介します。

そもそもオムニチャネルとは?


オムニチャネルとは、企業の実店舗にECサイトや、SNSに広告・メディアなどの様々なコンテンツで、ユーザーとのアプローチや接点を作る戦略になります。

例えば、Aという実店舗で気に入った洋服などの商品を見つけたけど、体形に合うサイズの在庫がA店にはない。しかし、近場のB店にはその在庫があるといった情報を確認するシステムがあれば、在庫を取り寄せてくれたり、ユーザーがB店に購入しに行くことも出来ます。または、ECサイト上で購入してもらい、自宅に配送するなどユーザーが複数ある購入手段を選べる戦略をオムニチャネルと呼びます。

ネット・リアルを問わずにユーザーと接点を作れるのがオムニチャネルの特徴でもあります。ユーザーへ利便性や満足度を提供することが可能となり、売上が上がるだけでなく企業の好感度も高まり、現在注目されています。

スマホ普及で利益を逃すな

現代におけるスマホの普及やSNSの浸透により、消費者の購買行動も大きく変化しました。スマホで操作するだけで翌日には商品が自宅に届くなど、Amazonや楽天といった便利なモール型のECサイトの利用者は年々増えています。

モール型では、ネット内の商品在庫が切れれば売り切れですが、実店舗には在庫がまだ残っている場合に、ユーザーが商品を見つけ出すことは、まず不可能となります。
しかし、オムニチャネルで実店舗や倉庫にある在庫数を管理し、一括でまとめて管理することにより、どこの店舗でもネット上でも在庫の状況を把握することが出来ます。
本当に欲しているユーザーへ商品が届かないという状況を回避できるようになり、売上アップにもつながります。

また、接客している定員がユーザーとの会話から、欲している商品などの情報をマーケティングし、来店統計などを連携させた情報を分析することで、ユーザーが希望とする戦略を打ち出すことができます。ネット上だけでなくリアルの店舗でも、生きた声は現代のマーケティングには重要な声ですので、聞き逃さないようにしなければなりません。

まとめ

オムニチャネルを取り入れることで、リアル店舗とネットが融合しユーザーへのアプローチが増えることになります。また、ユーザーも購入手段が増えるので、気軽にリピートしやすいや、自身のポイントもアプリをダウンロードすることですぐに確認でき、欲しい物をすぐ手元に届けてもらえる状況を作り出せるのも現代のECサイトにおいては重要なのです。
ユーザーファーストとなるような企業努力には費用が掛かりますが、競合他社に利益を奪われる可能性も高まりますので利便性に長けたショップづくりは大切です。

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