ECサイトを立ち上げる企業は少なくはありません。自社ブランドの発展や販売窓口を広げるには重要なアクションとなります。しかし、路面店にもこだわる企業は、本当に路面店でなければならない理由はあるのでしょうか、今回は、ブランディングを活かしたECサイトについてお伝えします。

路面店にこだわる理由


昨年日本市場から撤退した「フォーエバー21」や「いきなりステーキ」など必ずしも成長著しく話題性のあった企業が、ずっと成功を続けるといった保障はどこにもありません。
路面店での成功は有名ブランドだとしても、必ず利益を出せるものでもないのです。

大々的に自社ブランドを打ち出す戦略が功を奏したケースも、もちろんありますが「ユニクロ」や「GU」であっても、この1~2年間は軒並み利益が下降しているといった状況でもあります。消費者の財布の紐が固くなっている時には、路面店での戦略は一歩間違えれば会社の経営が傾きかける大打撃を与えることにもなるでしょう。

現在ブームとなっているタピオカを販売する路面店も、一等地に構えるなど売れ行きは好調ですが、1~2年後には閉店ブームに追いやられる可能性も高いと言えるでしょう。
ブームが過ぎ去れば、消費者は見向きもしません。新たなブームがやってくれば、そちらに鞍替えし忘れ去られていくものなのです。

高額なテナント料に見合った利益が出ていませんでしたでは、経営者としては失格です。
路面店での成功は大手でも苦しい状況だと考えるべきなのです。

ECサイトの重要性


ECサイトは、路面店とは違い高いテナント料を支払う必要性はありません。
サイト制作にかける費用やレンタルサーバーに独自ドメインの契約料だけで済みますので、年間でも100万円の支払いになるケースは稀です。

もちろん、セキュリティ対策やSEOにサイトの修正など自社で行えなければ外注するため、費用面は安くはないといった声も上がるでしょうが、24時間365日働いてくれる最強のビジネスマンを雇っていると考えればありがたいと言えるでしょう。

しかし、ECサイト単体だけでは集客しようとしても大手企業には太刀打ちできないケースがあります。また、路面店の様に街行く人に声をかけるといった事は出来ませんので、Google広告や検索エンジンのロジックなどWEB対策することや、YouTubeやSNSを利用して窓口を広げて自社ブランディングを高めていくことも重要なのです。

まとめ

路面店で収益を上げることが出来ずに撤退することになれば、廃業なども視野に入れなければなりません。
インターネット上での販売方法は、モール型や独立型といった手法も選べ、海外向けに販売するなど地域密着といった小さなコミュニティーに縛られる必要性もありません。むしろ、必要とされるニーズにコミットさせることができ、路面店では出せない販売方法で利益を上げることも可能となります。

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